お客様のお悩み⑤



今回は、いつか迎えるわんちゃんの「老後」についてです。もしかしたら「介護」が必要になる時が来るかもしれません。
その時に焦らない様に、元気な今のうちから考えておくと早めにできることがあると思います!


わんちゃんは大きさにもよりますが人間の5倍程の早さで歳をとる為、一般的には10歳前後を「シニア犬」と言っていますが、近年はわんちゃんも健康寿命が延びていてシニア犬でもまだまだ元気!という子が多いです!


まだ若々しくて元気なわんちゃんを見ると、老後なんて想像つかないですよね。
私は15キロの中〜大型犬の愛犬を介護した経験があります。ゴンまろ君と言う保護犬です。
私が6歳の時に家族に迎えてから一緒に成長していると思っていたのですが、気が付いたらゴンまろはおじいちゃんになっていて、まさかゴンまろの介護を私がする日が来るとは思っていませんでした。
その時に獣医さんから教えてもらったことや、私の経験からわんちゃんの介護について書いていこうと思います!


介護で大変だったことは
①排泄
②歩けなくなった時
③床ずれ

④食事      です。


①排泄に関して


排泄に関してはよく、災害時や緊急時の為に家の中でも外でもできる様にしておいた方がいいと言われていますが、まさにその通りでした!
ゴンまろはほぼ外でしか排泄をしなかった為、歩くのがやっとな状態になってからは毎回抱っこして外に連れていくしかありませんでした。当時の家は外階段がついていたので15キロのサイズ感を抱っこして上り下りして、排泄の姿勢を支えるともうヘトヘトです。抱っこできるサイズの子だと歩けなくなったとしても抱っこに慣れていれば大丈夫かと思います!

排泄に関してはよく、災害時や緊急時の為に家の中でも外でもできる様にしておいた方がいいと言われていますが、まさにその通りでした!
ゴンまろはほぼ外でしか排泄をしなかった為、歩くのがやっとな状態になってからは毎回抱っこして外に連れていくしかありませんでした。当時の家は外階段がついていたので15キロのサイズ感を抱っこして上り下りして、排泄の姿勢を支えるともうヘトヘトです。抱っこできるサイズの子だと歩けなくなったとしても抱っこに慣れていれば大丈夫かと思います!



②歩けなくなった時


歩くのが辛そうになってきた段階で、介護ベルトを使用する事も良いと思います!
ハーネスでも少しは支える事はできますが、目的が違うのでわんちゃんの体への負担が全然違います。人間側も支えやすくてかなり重宝しました。少しでも動けるうちは運動させた方が筋肉の減少をおさえることが出来ます。
ただ、痩せてくるとサイズがすぐに変わってしまうので、調整機能のあるものを選ぶと良いですね!


③床ずれの注意点


その内、立つことが難しくなってきてほぼ寝たきりの状態になりました。歩かなくなると、驚くほど速いスピードで筋肉が減っていきます。寝返りもできなくなると、床ずれがとても出来やすくなります。


少し話がそれますが、最初に介護を意識・実感したのは床ずれが出来た時です。
床ずれは、人間でも起きる事ですが、同じ姿勢のままで寝ていると一点に重圧がかかってしまって血流が悪くなり、皮膚に障害が起こる事です。
ゴンまろもまだ元気な時に床ずれが出来てしまって、こまめに寝返りをうたせる様にしました。


こんな事になる前に、寝る時間が増えてきたな?と思った段階で、早めに床ずれ予防のマットレスやベッドを使うことをおすすめします!
そして、血流も悪くなってしまうのでマッサージもしてあげましょう!



床ずれは痛そうでかわいそうでしたが、出来てしまったら後はこまめに消毒をして悪い菌が入らない様にします。
1日に3〜4回精製水で洗い流し、ただ、傷口にガーゼを当てるだけではくっついてしまって痛いので、母乳パッドに水切りポリ袋をかぶせたものを自作したもので傷口をまたガードしていました。




④食事について


ご飯を食べてくれるうちは補助する事も少し大変に感じていましたが、ご飯を食べれなくなると、人間と同じ様に弱ってしまうので食べてくれるだけで本当に凄い生命力です!フードなどの固形物などが食べることが出来なくなっても、今はパウダータイプのフードもあるので水に少し溶かして飲ませたり注射器で口の中に入れてあげる事もできます。
後は、好きだった食べ物やニオイのする物をあげてみると、食欲がフッと湧いてきて食べ始める子もいるので試してみる事も良いかと思います!




わんちゃんによってどの様な老後になるかは違いますが、実際に体験したことで紹介してみました!
ゴンまろの介護の時は知識もなく、心の準備もしていない状態だったので遅れての対応になってしまって後悔している部分もあります。
だから大切なお客様とわんちゃんたちには後悔してほしくないですので最期まで幸せに過ごすお手伝いをできればと思います!







Shota Yokoyama